おいたがすぎるんじゃないか

夢見るショタコン

あなたのファンをやめて、またあなたのファンになりました

 
拝啓 大好きなあなたへ
 
こんにちは。二週間ぶり、二度目のお手紙です。
まずはソロコンサートお疲れ様でした。初めて演出を全て自分で手がけられたということで、そんな特別なステージを観せてもらえたこと、とても嬉しく思います。文句なしに素晴らしいショーでした。ソロコンサートが終わったとはいえ、きっとお忙しいのでしょうが、どうか少しでも、お体を休めてくださいね。
 
さてここで、ひとつ、打ち明けたいことがあります。二週間前にわたしがあなたに書いた初めてのファンレター、あの中に、嘘はひとつもありませんが、あの中にあったのは私の本心かと言われれば、素直に頷くことはできません。
へんな言い方ですね、ごめんなさい。なんと言ったらいいんでしょう、思いの強さというか、そのレベルが1から5まであるとしたら、あの手紙はレベル2くらいで……嘘はなかったけど、さらさらと、当たり障りのないことばかり書きつらねた、あなたを喜ばせたい一心の手紙でした。
手紙だけじゃありません。このところのわたしはあなたに、喜んでもらいたい気持ちでいっぱいでした。そのことが、どんどん、苦しくなって……うん、思い返せばやっぱり、ひとつ嘘がありました。あの手紙を書いたとき、わたしはあなたに、元気をもらってはいませんでした。あなたを見るたび、思うたび、どんどん、つらくなっていくばかりでした。
今日こうして二度目のファンレターを書かせてもらったのは、わたしが、改めてあなたのファンになったからです。今は心から言えます。あなたのことが、とても大好き!あなたに、毎日をがんばるための元気をもらっています。それで今日は、あなたのファンでいることをつらいと思うようになってから、あなたのファンでいられて本当によかったと思えるようになるまでのことを振り返りたくて、まあはっきり言ってどうでもいい話だけど、ひとりで話すのもさみしいから少し、聞いてもらえないかと思って、こうしてペンを取りました。
……ペンじゃなくて、スマートフォンですが。こんなくだらない手紙を本当に送るあつかましさは持ち合わせていないので、こういう形を取ったわけです。長くなりそうだけど、お付き合いいただけたら、とっても嬉しい。
 
 
春のコンサートツアーのDVD&Blu-rayが、もうすぐ発売ですね。わたしは大阪公演と、東京公演に行かせてもらいました。もう、本当に、言葉にならないくらいに、良かった!アイドルの追っかけをするようになって、たぶん十数年になるけど、あんなに胸が熱く震えるコンサートは初めてでした。まだ結成からもデビューからも五年しか経っていない男の子たちが作り上げたとは思えないくらい、アイドルの本質が詰まった、とんでもないコンサート。おかげでますます抜け出せなくなったし、五人のことがますます、大好きになりました。
でも同時に、わたしが最初の『つらい』を感じたのも、このコンサートでした。
たまたま、わたしが入った回だけなのかもしれませんが、あなたの、楽しそうに話す姿は、ほとんど見られませんでした。
 
わたし、あなたの去年のソロコンサートが、大好きだったんです。一回だけのつもりが、気づいたら何度も行って、毎度泣いてた。まぶしくて嬉しくてしあわせな二時間だった。あのステージはわたしの心の中の宝物です。
今なら分かるんですが、周りに呆れられるほどあのソロコンサートに夢中になった理由の大部分は、あなたが、歳の近い仲間たちと楽しそうにはしゃいで喋る姿を見られたこと。思い出すと今も嬉しさで胸がいっぱいになります。あなたが嬉しそうだと、本当に嬉しくなります。
でも春のツアー、わたしの入った公演のMC、あなたの声はあんまり聞けなかった。あなたの左隣には、去年の夏を経て距離が縮まりオーラを増した最強のシンメ、右隣には、魂の結びつき、宇宙の神秘すら感じさせる唯一無二のシンメがいて、彼らが目を合わせ、会話し、触れ合うと歓声が上がって、それを、嬉しそうに眺めて笑う、あなたの姿がありました。
あなたの嬉しそうな姿が嬉しくなかったのは、これが初めてでした。
 
そのときはそこまで気に留めてはいなくて、それ以上にコンサートとしての完成度の高さに感動して、いいもん見せてもらったなあ、あなたたちの夢にずっとついていこう、明日も頑張ろう、そう思っていられました。けど、小さな小さな違和感が、ほんの少しずつ積もっていって、わたしの中にもやもやと、暗い思いが生まれ始めていたのだと思います。
シンメトリー。わたしはこれが本当に、本当に好きで。その昔、あなたの先輩にあたるグループを応援していたんですが、そのきっかけは、当時日本の女の子を夢中にした伝説のシンメでした。今はもう、ふたりで肩を並べる姿を見ることや、歌声の重なりを聞くことは叶いませんが、今でも彼らを超えるシンメはいないと思っています。ふたりなら誰にも負けない。そんな強さがあって、自信があって、いつも高揚させられる、どこまでだって連れていってくれる、そういうシンメでした。幻みたいになってしまったことはとても悲しいけど、今じゃそれもまた、彼らを伝説たらしめているようにも思えます。
話が逸れましたが、わたしはそもそもシンメというものが大好きで、だからあなたのそばにいる二組のシンメのことも大好きです。またこれが、どっちも強いんだよね!強いシンメが好きなわたしにはたまりません。向かう所敵なし。特別なふたり。あなたの大好きな彼らのこと、わたしも大好きです。
でも春を終えたわたしは彼らへ、負の思いを抱いてしまっていました。雑誌やテレビ番組、ますます強さを増す彼らを見ていると、言い様のないさみしさが一瞬よぎる。その理由は、もうお気づきの通りですが、あなたでした。勝手ですね、お恥ずかしいかぎりです。けどそこが、あなたにとって最良の環境であってほしい、そう思わずにはいられなかった。グループの売りを、シンメにしないでほしかった。
 
 
同じ頃、SNS上でよく見るようになった言葉がありました。○○くん、オトナになった。かわいいっていうより、かっこよくなった。もう○○たん、なんて呼べない。
○○というのはあなたの名前です。これにはとても驚きました。わたしにとってあなたは、初めて見た頃のまま、幼くてかわいいあなたのままだったので。あなたが髪を染めたせいだと、その頃は思いました。髪の色が明るくなったあなたは確かに、少年から大人の男性への階段をひとつのぼったような、あか抜けた雰囲気。ただ、それでもわたしの目に映るあなたはとてもかわいくて愛くるしくて、特別な、男の子でした。あなたの姿を見てわたしの口から出る言葉は「はぁかわいい」でした。
でもどうやら違うらしい。周りの人だけじゃなく、雑誌のテキストなんかでも、あなたを形容する言葉として『大人になった』という文字列が、頻繁に目に飛び込んでくるようになって、そこでようやく、わたしに見えているあなたと、周りに見えているあなたとのギャップを認識しました。同時に、大人になったと言われることを、あなたが喜んでいるというのもよく、伝わってきました。
 
そのときの感情はもう、ただただショック、です。わたしにだけ、あなたの本当の姿が見えていない。ちゃんと見てるつもり、応援してるつもりなのに。あまりにショックで、自分の感情にフタをしました。このときわたしが出した答えは──のちにわたしを苦しめることになるのですが──、「本当だ、大人になってる、かっこいい」でした。
わたしはわたしの中のあなたを大人に変えました。ああほら、本当だ、背が伸びて、顔つきが変わって、表情なんかも色っぽい、大人の男性、かっこいい男の人。これがけっこう簡単で、思い込めばどんどん、そう見えてくるものです。
ただ、以来小さな穴が空いたみたいに、わたしの中にもともとあった気持ちが、さらさらとすこしずつ流れ落ちていきました。そのことに、気付いてはいたけど止められなかった。だってあなたの喜ぶ顔が何より好きで、去年のソロコンサート、大歓声を浴びて、嬉しそうに笑うあなたの顔が忘れられなくて、もっとたくさん、たくさん喜んでもらいたいから、あなたに喜んでもらえるような言葉だけを。大人になったね、かっこいい。
そうしてあるとき、録画した歌番組を再生して、初めて見るような、色気をたっぷり含んだ表情をカメラに向けたあなたを見て、反射的にテレビの電源を切った自分がいました。なんの感情も湧きませんでした。そのあと開いたSNSには、あなたの成長を絶賛するコメントがたくさん、並んでいました。このご時世です、あなた自身の目にもっとも触れやすい応援の言葉がSNSへの投稿であることなんて分かり切ったことで、だからわたしも、「かっこよかった」、そう書きこもうとして、だけどどうしてもどうしても送信ボタンが押せなくて、そのまま、下書きにも保存せずに画面を閉じました。
 
 
それから、あっ、という間に夏が幕を開けて、発表からずっとずっとずっと楽しみにしていた、あなたのソロコンサート、初日公演を見に行きました。
素晴らしいショーでした。本当に。あなたの覚悟や決意、音楽から、演出から、声から姿から、痛いくらいに伝わってくる、見事なステージでした。
だけど。あなたのパフォーマンスや、演出とはまったく関係のないところで、勝手に、わたしは、ひとり絶望していました。自ら作ってしまったフィルターはあまりにも厚くなりすぎていて。そこにいるのが、ずっと応援してきたあなただとはっきり認識できないような、とても悲しくて、むなしい瞬間が、何度かあったんです。きらめくあなたの姿を眺めながら、何度となく思いました──あれはいったい、だれなんだろう。
 
その帰り道、SNS上で、あなたがわたしたちに伝えてくれたメッセージが異なったニュアンスで広まっていくのを見て、新幹線でとうとう号泣しました。録音録画が禁止されている中でレポート内容が曖昧なのは当然で、それこそ、真実かどうかが曖昧であるという性質こそがファンによるレポートの醍醐味というか、伝承的な面白さを生んでいるのだということはきちんと理解しているのですが、そのときのわたしは勝手に絶望のどん底にいたわけで、要するに正常な思考回路ではありませんでした。
呆然としていた時間が多すぎてちゃんと見れなかったせいかほんの数時間前のあなたの姿や歌声をうまく思い出せないことが本当に本当につらくて、そんな中で心に強く残ったあなたの最後のメッセージ、ふしぎな言い回しだな、そういうところが好きだな、と思った一文が違った言葉で広まってその言葉に対してショックを受けたと言っている人がいて、ちがう、ちがうのに!とどんどん息が詰まって、このことを知って悲しむあなたを想像すると吐き気がして、でもわたしにわめく権利があるかと考えると、みんなと同じようにあなたを見ることのできない、あなたが望むような言葉を本心から発することのできないわたしにそんな権利はないという答えに至り、ただただむなしくなって、そして次の日、あの一文が消えてしまったと知って、もう何もかもいやになってしまいました。あなたのファンでいることを、あきらめようと思いました。
 
 
 
うわ、重……
とドン引きされたことと思います、さぞかし不気味でしょう不快でしょう、ごめんなさい。アイドルオタクとして生きるようになってから、こんなにタチの悪いハマり方をしたのはこれが初めてで、まとめてみるとますますとんでもないなと思います。でもわたしは、いっぱいいっぱいになっていたばかなわたしを、ばかだけど、否定したくはなくて、だから、こうして振り返ることで、認めよう、受け入れようとしているわけです。つくづく自己満足な手紙で、すみません。
 
 
さて、絶望の淵に立たされたわたしが、あなたのファンでいることをやめた期間は、結果的にほんの一週間程度でした。けど、今思い返すと、とてもとても長くて、意味のある時間だったと感じます。あそこでまだ無理して走り続けていたら、最悪、あなたのことを嫌いにすらなっていたかもしれないと思うとぞっとします。そんな人生絶対にいや。
あなたの映像を見たり歌を聴いたりすることを一切やめたために空いた大量の時間、アイドルオタク卒業に向け心の整理をしたいと思って、あなたに出会うずっとずっと前に大好きだったあるアイドル──前述した、あなたの先輩にあたるシンメトリーのうちのひとりです──の映像を見返しはじめました。
あのね、オタクってすごいんです。その映像をリアルタイムで見ていたころの自分がどんな生活をしていたかとか、どんなことをして遊ぶのが好きだったかとか、なんっにも覚えていないのに、彼に憧れていた気持ちだけは、少しも色あせずに胸に残っていて。映像を見返すたび、その当時の自分が好きだった、彼の髪型や衣装、仕草、角度、声、目線の流し方……そのひとつひとつが鮮明に蘇ってきました。彼が画面の向こうから微笑みかけてくれること、手を振ってくれること、言葉をかけてくれることが、ひたすらに嬉しい。
そもそもアイドルオタクから足を洗うための儀式として始めたこの振り返り鑑賞会は、センチメンタルな気分になるはずが、ただただ信じられないくらいに楽しくて、いつの間にか、仕事から帰って次の映像を見るのが毎日の楽しみ、励みになっていて。いろんなモヤモヤが一気に晴れて、視界がどんどん開けていって、わたしの中に、大切な気持ちが帰ってきました。ああ、アイドルって、最高!
 
そして、ここが何より重要だったと思うのですが、わたしが見ている彼は十年以上も昔の彼で、わたしが彼を見て何を思おうが何を言おうが、そこにいる彼に届くことは決してありません。
女の子みたい、かわいい、きれい。男性が、そんな風に形容されることをあまり喜ばしく思わないことはなんとなく理解していますが、わたしが画面の向こうの彼にそういった言葉をいくらかけても、彼がそれを知ることはありません。わたしが何をしようと彼がアイドルであることに変わりはなく、彼自身の信念に従ってステージに立っている。
それが、昔の映像、記録として残っている彼だからというわけではなく、この時代に十数年後の彼は今もアイドルとして活躍していますがもちろん、今わたしが何をどうしようと、彼はこれからも、彼自身の決めた道を歩むだけ。わたしはそれを、応援するだけ。
 
彼のおかげでそのことに気付くことができたわたしは、意を決して、大好きだった、あなたの去年のソロコンサートの映像を再生しました。
そこにいたのは、まぎれもなくあなたでした。
歓声とライトを一身に浴びて、あなたがステージの上に立っていました。あなたが世界一、宇宙一かわいいとびきりの笑顔で、楽しそうに歌い踊っている姿を見て、また、あなたのファンになりました。根がばかなので、きっとこの先性懲りもなくまた何度もくじけることになるんだろうと思いますが、そのたびわたしは、またこうしてあなたというアイドルに出会うんだろうと思います。あなたが、アイドルとしてステージに立ち続けてくれる限り。
 
 
 
わたしがあなたのファンでいられなくなった理由について、自分なりに分析してみました。
 
まず、モンスターペアレント化してしまっていたこと。
 
もう一年以上も前になりますが、こんなブログ記事を書きました。
今にして思えば、この記事を書いたころのわたしは、ただあなたがかわいくて仕方ないだけの、ふつうのママ()だったと思います。だけどいつの間にか本当のモンスターペアレントになってしまったことに、気づいてもいませんでした。
あなたの気持ちや、他のメンバーのことなんて関係ない。ただわたしが、かわいいかわいいあなたに何一つつらい思いをさせたくない、と勝手に息巻いて、勝手に、これはあの子を傷つける、あれはきっとあの子を嫌な気持ちにさせたはず、と決めつけて、ひとりでいろんなことに怒っていました。その理不尽な怒りの矛先となったのが、あなたの隣にいる二組のシンメだったのです。
よくドラマなんかで見る、「あなたのためを思って言ってるのよ」なんて言ってる親に、その前に子どもの気持ちをちゃんと考えろよ!といつも呆れていましたが、自分がいざその立場になってみると案外気づかないもんなんだなと驚きました。あなたの気持ち、あなたが、彼らをとても好きで、誇りに思っているということ、それを無視して勝手に怒っていたんです。
グループでいる姿、シンメに挟まれる姿を見るのがつらい、なんて思っていたけど、ちゃんとまっさらな気持ちで見てみれば、なんのことはない、あなたが一番幸せそうなのは、グループで仲間に囲まれているときでした。
 
 
そして、どちらかというとこっちが原因としては大きいなと思うんですが、自意識過剰になってしまっていたこと。
 
承認欲求、というものをわたしはアイドルに対して持ったことがなくて、顔を覚えてもらうとか、相手に自分を認識してもらいたいという気持ちになったことはありません。
しかし、そこに『知ってほしい』という思いがなかっただけで、わたしはおそらくほとんど無意識に、自分の行動や思考があなたに影響を及ぼすと思っていました。自分の発言のひとつひとつが、あなたを喜ばせる花束になることもあれば、あなたを傷つける刃にもなるのだと強く感じ、大切なあなたに、幸せだけを送る存在でありたいと思っていました。だからこそ、あなたが望むであろう言葉をかけられない自分はファンとして失格だとか、そうやって勝手に、落ち込んでしまっていたんです。
 
そんな考えを持つようになった背景としてはやっぱり、SNSの存在が何より大きいと思います。
あなた方アイドルが、昔よりずっと簡単に、ファンの意見、世間の評価を知ることができるようになった時代。ファンがアイドルに何かを伝えたいと思ったとき、便箋に手書きで文字を書いて送るってなかなか難しくて、でも今はSNSを開いて指で操作するだけで思ったことを発信できて、かつそれが本人たちの目に留まる可能性は、かなり高いと言っていいはずです。ファンの反応が見えるようになって、ファン側としても、そしてアイドル側としても、よりお互いを身近に感じられるようになったんじゃないでしょうか。それはとても良いことだと思います。
だけどもちろん、嬉しい意見と同じだけ、悲しい意見もたくさん、あなた方の目に触れるようになったはずで。事実、アイドルの言動の中に、SNS上での批判意見に対する反論が見られることも増えました。あなたの書いた歌詞にもありましたが、マイナスの意見というのは、どうしても、プラスの意見よりずっと深く残ってしまうもので……そうやってあなた方が傷つくことが、わたしにはどうしても悲しくて。その気持ちが強くなりすぎて、本来自由に発言していいはずのSNSを、あなたに直接意見を伝える場所のように思っていました。
 
あなたが何をしようと、あなたの自由です。それを否定したりする権利は誰にもありません。
それはわたしも同じで、わたしが何をしようと、わたしの自由。わたしがあなたを、いつまでもかわいい男の子だと思うことは、誰に否定されるものでもありません。
みんなの意見とは違うかもしれない、あなた自身はそんな風に見られるのはいやかもしれない。でもわたしの中にあるあなたへの気持ち、何に影響を受けるわけでもないわたしのまっさらな気持ちは、わたしだけのものです。
これは望みではなくただの気持ちです。あなたがわたしの意見を取り入れて、かわいい男の子のようにふるまってくれることを望んでなんかいません。あなたはわたしの意見なんか聞いてくれなくていい、ただあなたが思うままに、あなたの愛するアイドルという職業をまっとうしてほしい。
今やとっても図々しいファンになってしまったので、わたしはもう、あなたがどんなに大人びた振る舞いをみせようとも、ショタコンを魅了してやまないあなたの恐ろしいポテンシャルを、いついつまでも称賛していきたい、と心に決めているくらいです。この図々しさを、わたしは大切にしていきたいと思っています。
……あなた自身、ファンの意見を積極的に取り入れようとするタイプでもありませんしね。頑なに黒髪にはしないときた。こちらも無論、決して諦めません。粘りますよ。この戦いは長丁場になりそうですね。
あなたがいつもまっすぐにファンを思って、言葉を慎重に選んでくれるように、わたしも同じ気持ちで、今このSNS時代を、しっかりと節度を持って、図々しく楽しんでいきたいと思います。
 
 
思ったよりものすごく、長くなってしまいましたが。いちおう、ファンレターという体で書き始めた文章なので、ファンレターらしく終わりたいと思います。
 
 
あなたはわたしの太陽です。
あなたのアイドルとしてのパフォーマンスはもちろん、あなたの、何事にもすぎるくらい真摯に取り組むその姿勢、まっすぐな人柄に、心から憧れています。
あなたのその生き方は、お世辞にも世渡り上手とは言えず、きっと自分で自分を苦しめることも多い道だと思いますが、そんなこと、あなたはとっくに分かっていて、その上でその生き方を貫いていく覚悟をしたのだと、先日のソロコンサートで感じました。
あなたのその強さを、わたしは信じます。
信じてついていきます。
時に真面目に頑張ることがばからしく思えてしまうことがあっても、夢に向かってひたむきに努力し続けるあなたを思って、あなたに負けないよう、わたしも頑張ります。
わたしがあなたにしてあげられることなんて何もないけど、あなたがもしもどこかでわたしの言葉を目にすることがあったなら、あなたのおかげでわたしは堂々と胸を張って生きていますと、背中を押せるような自分でありたいから。
 
あなたのファンでいられて、本当に幸せです。
アイドルになってくれて、あなたと出会わせてくれてありがとう。
これからもずっと、応援しています。
 
あなたのファンより。